この記事は、
が対象です。
絵カード、導入した方がいいか悩んでいますか?
発語もまだなのに、絵カードを導入したら余計話さなくなるのでは?と思ってますか?
その気持ち、よくわかります。
絵カードは導入すべきです。
でも、絵カードの効果のある時期以前に導入しても無意味です。
理解が進んでからじゃないと意味がない
発語を気にして絵カードを導入しようか迷っているママは、悩む必要はありません。
絵カードを導入しようがしまいが、発語の時期に影響はありません。
発語はお子さんの発達の度合いによるのです。
絵カードは関係ありません。
そもそも考えてみてください。
発語出来る子が、「ジュース」と口で言うのと、大量のカードの山から「ジュースのカード」を探してママに渡すのと、どちらが早いでしょうか。
人間は楽な方を選びます。子供も同じです。
絵と実物の紐づけができないと意味がない
絵カードを導入するのに効果的な時期は、絵カードが何を表しているのか理解できてからです。
その絵を見て、本物をイメージできないと意味が無いのです。
我が家での工夫。ラミネート加工で冷蔵庫に貼る
うちでは本物のジュースの写真をとってラミネート加工しました。
そして後ろは両面テープで磁石を貼り、冷蔵庫に貼り付けます。
写真見るだけで当時を思い出して辛くなりますね・・・・
うちでは、ジュースから訓練しました。
1.飲みたいジュースがある。
2.発語はないが冷蔵庫の前に行ってママの方を見ている。
3.ママは経験上今ジュースが欲しいのだとわかる。
4.冷蔵庫の前に来た子供に、ラミネート加工されたジュースの写真を持たせます。
5.ママは冷蔵庫から本物のジュースをだし、絵カードと見比べさせ「一緒だねえ」など声をかけて子供の絵カードと本物のジュースを交換するのです。
6.これを毎日繰り返します。
すると子は、絵カードと本物のジュースは交換できることに気がつきます。
そのうちにジュースが欲しい時は絵カードを持って来るようになります。
ここまでが第一歩です。これができないお子さんはまだ絵カードは時期尚早です。
もう少し理解が進むのを待ってください。
うちが買ったのはこのラミネーター。
安くて便利。
絵カードを増やす絵カードでジュースがもらえることを理解したら、次は絵カードを増やします。
子供の要求に沿ったものがいいです。
絵カードが理解できなさそうなら実物の写真を撮ります。
うちで使った絵カードは以下です。(すべて写真を撮りました)
・テレビのリモコン(テレビが見たい時)
・トーマスの絵(トーマスが見たい時)
・お菓子の絵(お菓子が食べたい時)
・みかんの絵(みかんが食べたい時)
・スマートフォンやタブレットの絵(ゲームがしたい時)
・絵本の絵(絵本を読んで欲しい時)
一つずつ増やしていきましたが、最終的には要求がある時はドドドドっと冷蔵庫の前まで走っていき、目的の絵カードを冷蔵庫から剥がして持ってくるようになりました。
はじめての意思疎通です。
このシーンで、要求と明らかに違うカードを持ってきたり指差したりするようだとカードの意味をわかっていません。
絵カードの使用はまだ早いのでもう少しお子さんの成長を待ちましょう。
嫌な絵カードは使わない子からの意思疎通が絵カードでできたことにより、親からの希望も伝えたくなりますよね。
例えば、歯磨き、お風呂、幼稚園の時間、寝る時間‥子供が嬉しいことばかりではありません。
親の要求は絵カードで伝えるべきではありません。
あくまでも絵カードは子からの要求だけに使ってください。
ぐっとこらえましょう。(ここはママのこらえどころ)
「椅子に座る」「順番」は教えても無駄。理解が進んでから。
その他理解が進まないと教えても意味が無いものを簡単にですが、いくつか並べます。
詳細は別で記事を書きます。
椅子に座る
何故椅子に座らないといけないのか、じっとしていないといけないのかわかりません。
そこにおもちゃがあるのに、遊びに行けない理由はわかりません。
座らなければいけない、もしくは座らないといけない時間なのだと本人が思うまでは、無理に座らせても身につきません。
順番
健常児でも、小さいうちは順番を守れない子はいます。
順番の概念はとても難しいのです。
順番がわからないうちは、順番を守らないと遊べない遊具などは避けましょう。
不要なトラブルのもとです。大丈夫です、早い遅いはあっても、いつかは順番を守れるようになりますよ。